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胃もたれ
食べたものが胃に溜まったまま、十二指腸へ排出されずに、いつまでも胃に食べ物が残った感じがする状態を胃もたれと言います。消化の悪い食べ物によって胃もたれする場合を一過性、感染性胃炎やピロリ菌感染などの疾患が原因の場合は、慢性になります。胃もたれの解消には、原因をよく見極めること、適切な治療を行うことが大切です。
胃もたれの原因
ピロリ菌の感染
ピロリ菌が胃のなかに棲みつくことで、胃粘膜を傷つけて胃がもたれる症状が起こります。当院では、ピロリ菌検査及びピロリ菌除菌治療を行っています。
胃機能の低下
食べたものが十二指腸に排出する機能が低下することで、胃もたれが起きます。主に、加齢や運動不足が原因とされています。また、喫煙も胃の排出機能が低下するとされるため、喫煙される方も要注意です。
飲酒・喫煙・刺激物の摂取
アルコールや喫煙・香辛料などの刺激物摂取・食べ過ぎ・飲みすぎによって胃もたれが生じます。
ストレス
過度なストレスは、自律神経を乱して胃から十二指腸への排出機能を低下させて胃もたれが生じます。
胃もたれの診療について
問診の際は、患者さんの症状を詳しく伺います。必要に応じて、血液検査・尿検査・胃カメラ検査など適切な検査を行います。胃もたれの原因や重篤な疾患が隠れていないか確認するためには、胃カメラ検査がお勧めです。
胃もたれの治療
ピロリ菌除菌治療
ピロリ菌を除菌して、胃もたれの症状を改善させていきます。7日間1日2回の服用を継続します。
生活習慣の改善
食べ過ぎ・飲みすぎ・刺激物摂取・糖分の過剰摂取・脂っこい食事などの食習慣は、胃もたれを引き起こします。食習慣を改善すると同時に、適度な運動を行うことが大切です。
文責
横浜わたなべ内科・内視鏡クリニック 根岸院
院長 渡辺 一輝